文：月ヶ瀬悠次郎

2023年9月24日（日）にオンラインにて公開勉強会＆座談会『少しの気付きで苦手意識を克服！？　ペン習字のこと』を開催しました。勉強会の講師は木村章（麗川）氏（当会幹事）、習字と書道の違いからわかりやすく学びました。

昨年10月の『消費税／インボイス制度』勉強会、同12月の『著作権／クリエイティブ・コモンズ・ライセンス』勉強会、そして３月の『知っているようで知らない デザインのこと』に引き続き４回目となる、オンラインでの一般参加者を受け入れた公開勉強会を行いました。

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参加者からのコメント

講師／木村章（木村麗川）幹事

今回はご参加くださり、ありがとうございました。

座談会の時間を忘れるほど、黙々とひたすら書く講座になり、参加者のみなさんは普段の何倍も同じ字を書いたと思います。

書き方の癖やペンの持ち方、筆圧などを認識し、少しの意識を加えるだけで自分だけの素敵な字体になります。書くことが1番の上達になるので、納得のいく字体ができるまで継続して欲しいと思います。手書きの文字は印刷違い、必ず気持ちが伝わると思いますので、是非チャレンジしてみてください。

筆離れが懸念される中、少しでも書くことに興味を持ってもらえると嬉しいです。

高巣恵幹事

本日、ペン習字のオンライン講座に参加しました。

テーマは「御祝」。

普段から筆ペン使うことも多いし、「御祝」と書く機会も比較的多く（以前勤めてた職場でもよく書いていた）書き慣れてはいるものの、我流で書くのでかなりの癖字。

今回の講座で正しい書き方や、崩す際のポイントなども知れて目から鱗でした。

はらいの長さ、書き出しの位置、筆を運ぶ速さがちょっと違うだけで、こんなにも違うのか…と、気づきの多い時間でした。はらい、止めの大切さを改めて実感しました。

しかしながらいざ清書となると癖が出るもので…。癖と今日習ったポイントを上手く合わせながら自分らしい字が書けたらいいなと思いました。

加納悠以幹事

本業ではないですが、デザインをしたりイラストを描くことがある私は、本講義に「絵のように捉えればある程度は綺麗な文字を真似できるだろう」という気持ちで臨みました。

ですが、そんな目論見は講座が始まってすぐに打ち砕かれました。染み付いた癖は思いの外、頑固だと気づいたのです。

線がまっすぐ引けず、全体のバランスもうまく取れません。意識すればするほど、長年の癖が顔を出しました。一朝一夕では、筆跡は変えられないのだと痛感しました。警察捜査における筆跡鑑定の信用が私の中でグッと上がりました。

ですので、筆跡を大きく変えることは叶いませんでしたが、講座を通して、文字を魅力的に見せる技や、読みやすくするコツなどが学べました。実際、それぞれが書いた「御祝」の字は、どれもグッと魅力的になっていて、それぞれの性格がより強く反映されていたように思います。例えば、お淑やかで可愛らしいイメージの方の文字は、より一層エレガンスな文字になっていました。私の文字は、乱雑な物からほんの少しだけまとまりが出たと思います。

「卵が先か、鶏が先か」ではないですが、丁寧な字が書けるようになれば丁寧な人間になれるかもしれません。「脱、乱雑」を目指して、せめて年賀状の宛名くらいは手書きで頑張ろうかな、と思い改まった講座でした。木村先生、ありがとうございました。

参加者Ｔさん

参加させていただきありがとうございました！

いろいろと書き方のコツを教えていただき、自分の癖を知って練習すると、短時間でも見やすい字になるのだなぁと練習する時間が楽しかったです。

会のタイトルの〝少しの気付き〟が、大事なのですね。

先生は字を見て書いている時の様子まで分かるんだと驚きでした。

芸文会議さんの皆さんの温かい雰囲気の中、学べる素敵な会に参加させていただき、充実した休日になりました。