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ひめじ芸術文化創造会議

公開日時 : 2018年12月04日

2018年10月10日[水] 18:00よりアートホール(イーグレひめじ)にて開催されました。平時は舞台音響に関わる仕事を行っている篠原副代表と伊勢田委員を中心に、舞台音響についての基本的な知識を学びました。

参加者・K.K.さん(ふるさとづくり青年隊-隊員)より寄せられた感想

2018年10月10日(水)に「いまさら聞けない舞台の基本」シリーズ第一弾として開催された「舞台音響のい・ろ・は」に参加しました。イーグレひめじ地下1階のアートホールにて行われた今回の音響ワークショップにて、音響はもちろん、舞台について全くの初心者である私が学んだことについて紹介します。


熱心に話を聞く参加者たち・1
熱心に話を聞く参加者たち・1

まず舞台は、音響、舞台装置、照明の3つの要素によって支えられているということを学んだあと、本題の音響機器について説明がありました。マイクで声を集約し、ミキサー、アンプを通して、スピーカーから音を出力するというのが基本的な舞台音響の仕組みです。スピーカーは観客席用と、舞台側を向く演者用があり、ミキシングされた音をそれぞれのスピーカーから出力していると知りました。

舞台音響の基本、コードの8の字巻きを実際に練習しました。8の字巻きは、コードの断線やもつれを防止する効果があり、音響の仕事をする上で必要不可欠な動作です。順手、逆手を繰り返してコードを巻いていく動作は実際に挑戦してみると意外と難しかったです。初めは苦戦しましたが、なんとかマスターすることができました。


ステージ上と客席とで音の聞こえ方の違いを体験
ステージ上と客席とで音の聞こえ方の違いを体験

次に、実際に舞台に立って、観客席との音の違いを体感したり、マイクの音量やエフェクトを調節するなどのミキシング体験を行いました。舞台音響の仕事は、客席に音を届けることはもちろん、会場の状況や曲の進行、演者の要望によっても調節する必要があるということを知りました。私は普段、観客席で音を楽しむ側ですが、実は舞台音響さんの努力があってのものだということを学びました。


熱心に話を聞く参加者たち・2
熱心に話を聞く参加者たち・2

もしもステージ上に立つ演者が、舞台音響の知識を持っていれば、明確に要望を伝えることができます。そうするとお互いにスムーズに仕事を行うことができ、パフォーマンスの向上に繋がります。そういった意味で、今回のようなワークショップをこれからも継続して行なっていくことの必要性を感じました。また、私のような舞台初心者にとっては、音響を通して舞台芸術に興味を持つ良いきっかけになりました。

本企画は「ふるさとづくり青年隊」事業の一環として行われ、経費の一部に助成金を使用しています。

文責
月ヶ瀬 悠次郎

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