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ひめじ芸術文化創造会議

公開日時 : 2018年10月31日

本稿は、2018年8月27日[月] 大阪市中央区にて開催された視察旅行についてまとめたものです。フードミュージカル『Gotta』について、主催の株式会社バイタルアートボックス・今井隆彦、および出演者の妃那マリカの両氏にインタビューを行いました。両氏(特にプロデューサーの今井氏)には、不躾な質問にも快く回答いただき、感謝いたします。なお、本稿の記録は「ふるさとづくり青年隊」隊員でもある橋本英司が行い、当会議にて編集を行いました。

ミスクレープ役キャスト・妃那マリカ氏に聞く(要約)

外国人相手の芝居、ノンバーバル…

普段は日本人を相手に、日本語で歌ったり喋ったりしていることと思いますが、Gottaならではの苦労などありますか?

そうですね、確かに他の公演とは少し違うかもしれません。でも、日本語が分からない観光客も、興味津々で見てくださっています。ところどころ(掛け声など)日本語セリフが入ったりしていますが…(笑)



キャスト目線のGotta


個性豊かで生き生きとした、芸達者なキャストたち
個性豊かで生き生きとした、芸達者なキャストたち

シフト制の役替り公演についてはどうでしょう?

毎日のようにキャストが代わるので、アドリブなどは合わせるのが難しいです。三味線やタップダンス・太鼓の絡みはアドリブが多いので、大変そうですね。

でも、それ以上にキャストごとのテイストが出ていて楽しいです。同じ役を男性が演じたり、女性が演じたり…キャストによっては少年チックだったり三枚目だったり。きっとお客さんにとっても、飽きずに何度も楽しんでいただけるのではないかと思います。

出演者間でのやり取りなどは?

自分の演じる役を他の人(特に、歌舞伎やレビューなどは専門職のキャスト)が演じているのを観て、互いに勉強し合うような機会にもなっています。交換ノートを作って、気づいたことやうまく行ったことなどを共有しています。年齢層が比較的近いので、コミュニケーションが取りやすいですね。




まとめ

謝辞

3回目(一日の最後の公演)終演後のお疲れの所、両氏には快くインタビューに応じていただきました。答えづらい運営面での課題などについても、正面からお答えいただき、大変勉強になりました。

観光と文化発信を融合する試みは、姫路市でも実現の可能性があります。しかし、大阪での企画と同等(あるいはそれ以上)の課題を乗り越えねばなりません。

引き続き様々なシーンや試みから学びたいと思います。今後とも、両氏ならびにGottaスタッフの方々には何かとご相談させていただければと思います。



その他


『Gotta Christmas Night』告知フライヤー
『Gotta Christmas Night』告知フライヤー

さて、本会議の活動が先の学会発表等を挟んだ関係で、本稿の掲載がずいぶん遅れてしまいました。

この2ヶ月間にGottaでも新企画が立ち上がったそうですので、末筆ながらご紹介いたします。

10月24日(水)より演出が刷新されました。また12月より(インタビュー中に触れられた)夜公演が始まるそうです。日替わりでゲストが出演し、いつも以上に見応えのあるステージになりそうです。

入場料は前売り2,500円(当日3,000円)。詳しくは道頓堀Gotta - 大阪発ノンバーバルフードミュージカル(公式サイト)にて。

本記事に掲載されている画像などは、株式会社バイタルアートボックスの許可を得て撮影または転載したものです。

この取材旅行は、兵庫県青少年本部の「ふるさとづくり青年隊」事業の一環として行われました。

出席者(敬称略)
今井 隆彦 (株式会社バイタルアートボックス)
妃那 マリカ (出演/ミス・クレープ役)

月ヶ瀬 悠次郎 立花 晃 高巣 恵 伊勢田 駿佑 橋本 英司
志穂(Beauty Artisan/ヘアメイクアップアーティスト)
文責
月ヶ瀬 悠次郎

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