ひめじ芸術文化創造会議 のWEBサイト

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第1回座談会・記録ノート

公開日時 : 2017年07月03日

2017年06月28日[水] 20:00より、姫路城下町ギルドにて開催されました。

「ひめじ芸術文化創造会議」について

播磨地域の舞台関係者を中心に、幅広く意見交換・交流するための集まり。

何でも反対するだけのクレーマーではなく、対案や妥協案を提示できる有意義な団体を目指す。

特に新施設の建設については時間がない(下記、参照)ので、クリティカルかつ効果的に進めたい。



新施設建設の経緯について

現在の文化センターが約45年経過し、老朽化している。建設当初は賑わったが、現在では(週末以外は)閑散としている。

運営計画が重要だが、十分に議論ができているだろうか。



見積り230億円(コンベンション施設・90億、劇場・140億)

作るだけ作って内容無しではアカン。

現在の固定費は年間約1.6億円(3ホール合算)。新施設についても建設費の5%程度が目安になりそうだ。

必ずしも黒字である必要はないが、コストに見合う効果(文化・福祉…)があるのか。

姫路市の財政状況で、いくら出せるのか知りたい。

合併特例債(90億円)の期限が迫っていることも考える必要がある。



施設全体の立地・設計について

駅から700mは遠すぎるのではないか。播但線を超えるので、さらに「駅前感」が薄れる。

今から場所を変更することは困難。この点は妥協しながら、改善点を探すべきではないか。

駅からスタイリッシュな「動く歩道を設置する」というアイデアが出ているが、面白そうだ。



駐車場が少なすぎるのではないか。

県立病院が隣接して建設予定なので、交通渋滞を危惧して「車で来るところではない」イメージを作りたいのでは?

そうすると、劇場に向かう人と隣接する(建設予定の)新県立病院に向かう人の動線が錯綜するのでは?



特に目玉となる特色がない。姫路らしさが見当たらない。

建物の設計をしている「昭和設計」さんの話も聞きたい。用途を具体的・明確にしないまま依頼したので、ピントのボケた設計になってしまったのでは?

ウォータープルーフなどの(あまり他所にはないような)目玉機能があると、興行・集客が容易になるのでは?

芸文(西宮)の模倣



建物は四方が道路や駐車場で開らけているが、逆に裏口的なところがない。

有名人が来たときなど、警備が難しいのではないか?



大・中ホールの楽屋レイアウト

使いにくそう。客席の下は、ステージから遠く、出演者の動線が極端に長くなるおそれがある。



大劇場の規模について

姫路市民の催しで2000席の大劇場を満席にすることは滅多になく、持て余すのでは?

現在の文化センター約1600席について、最近の利用状況(特に充席率)の統計・情報が不十分。



姫路の他の劇場の運営状況はどうだろうか。

姫路市市民会館大ホール:基本的に金土日は忙しいが、平日はほぼ空き。

姫路文化センター:稼働率60%程度(平均的)。約1600席が満席になることはない(充席率の統計を取っていない)



他都市のホールの運営状況はどうだろうか。

相生市文化会館:約600席だが、あまり入っていない。

赤とんぼホール(赤穂市):よく使われているようだが、何故だろうか。芸能関係にコネクションがあるのだろうか。

上手くいってるホールは少ない。他都市のホールについても運営費用は教えてくれるが、それが黒字か赤字かを開示してもらうことは難しい。



大手の有名な劇団など2000席以上でないと興行しない(コストに見合わない)というが、本当か。

根拠がないのでは?(例えば「劇団四季」は1200席程度の劇場しか持っていない)

2000席規模の劇場を使う大きなツアー公演が、京阪神から大して遠くない姫路でわざわざ公演を行うだろうか。

例えば2000席の半分近く空席になる状況なら、1200席の劇場が満席(売切)になるほうが良いのではないか。



運営計画

建ってから50年近く使い続けるので、何より運営計画が重要だ。

将来にわたって多くの芸能関係者が参加し、継続的な提案をしていく必要がある。



姫路市としても良い公演ができる良い劇場を作りたいと考えているようだ。

当然だ



コーディネーターはどうするのか。

特定の成功例だけに耳を傾けていないか?



マネジメント・スタッフはどうだろう。

専属スタッフ60名を予定しているようだ。



運営は東京のイベント・MICE関連の会社が行う?

そうすると、コンベンションビューローは不要?

今は持て余しても、姫路市民が成長できる場として活用できるなら…そのノウハウを得るために東京の会社を利用するのは良いことだ。



社会包摂機能(社会的意義)

学生が劇場で体験・発表する。プロを講師として招き、学んでもらうのも良いのでは?

若者や弱者(生活保護家庭・母子家庭…)にとっても足を運びやすい施設であるべきだ。(cf.播磨ソフィア主催の衛紀生さんの講演など)



一流の芸術に触れる機会

地方都市である姫路の市民にとっては、一流の芸能に触れる機会が少ない。



併設されるコンベンション施設について

MICEのための施設。

デカい多用途ホール。同じ館内にできる。

製品を大阪や東京に持っていって展示会を行っているのが、姫路でできるようになるので、経済界は歓迎しているらしい。

かなりの重さの物を設置できるが、搬入に難あり。(大型トラックなどがスムーズに動けないかも)

ガスが使えないらしいけど、それって片手落ちじゃないか?

コンベンションホールも京阪神の各地にできているので、競争が激しいだろう。劇場と同じで、作ったところで姫路は飛ばされないか?

姫路のホテル宴会場は大きいところで何人までいけるだろうか。→多くて200人程度。

劇場とコンベンション施設の相互の音漏れとかは?→心配なさそう。



共用廊下(カルチャーライン)について

劇場・コンベンションのどちらも2Fが入口になるなら、さらに動線がややこしそう

廊下で露店をやったり…たぶん無理だろうけど。



現在行っている署名活動について

たくさん集めてどうする?

誰かをリコールするというようなことではなく、書いてくれた人に当事者意識を持ってもらいたい。

記録
伊勢田 駿佑
文責
月ヶ瀬 悠次郎