実施レポート/「ぷちたぷち」習字体験講座への講師派遣(5)
公開日時/2026年01月25日

文:木村章 
2026年1月19日(月)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「習字体験」講座が開催され、当会の木村章幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表・上田成昭幹事がアシスタントとして参加した。
2026年1月19日(月)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「習字体験」講座が開催され、当会の木村章幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表・上田成昭幹事がアシスタントとして参加した。
本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもり支援推進事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に1回程度の体験型講習を実施している。当会からも講師派遣を行っている。
木村幹事による書道(習字)体験講座は5回目。
会場では、制作に先立ち、今回のテーマを唐代の書家・顔真卿に絞り、その生い立ちや時代背景、書体の特徴について解説が行われ、制作では、顔真卿の書を手本として臨書を行い、その作品を用いてオリジナルのカレンダーを仕上げた。揮毫にあたっては、手本をよく観察して写し取る工程としたが、思い通りにいかない場面も多く、参加者は試行錯誤を重ねながら取り組んでいた。会場全体は落ち着いた雰囲気の中、制作に集中する時間が流れた。
カレンダーへの仕立てでは、自身の作品だけでなく、無作為に選ばれた他者の作品についても表具を行う工程を取り入れた。これにより、書を書く行為に加え、作品を「鑑賞されるかたち」に整える視点が共有され、書をめぐる理解がより立体的なものとなった。個々の作品が並ぶことで、多様な表現の差異や、それぞれの解釈の違いも自然に浮かび上がった。
担当した木村幹事の所感
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仕上がった作品 今回は書道体験を通じて約1200年前に生きた書家の筆跡をたどりながら書くことで、参加者にとって書が単なる技法ではなく、時代を越えた文化的営みとして感じられる機会となったと思う。
「顔真卿さんと近くなった気がする」といった感想も寄せられ、美術館や博物館で顔真卿作品と出会った際には、これまでとは異なる視点で鑑賞できるのではないかと思う。

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