役員の活動/書籍『ラスタファーライ入門——ジャマイカと日本で人類学しながら考えたこと』

公開日時/2025年03月26日

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文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2025年3月28日、月ヶ瀬悠次郎代表が編集・造本・組版を担当した書籍『ラスタファーライ入門——ジャマイカと日本で人類学しながら考えたこと』(著:神本秀爾)が集広舎より発売される。

2025年3月28日、月ヶ瀬悠次郎代表が編集・造本・組版を担当した書籍『ラスタファーライ入門——ジャマイカと日本で人類学しながら考えたこと』(著:神本秀爾)が集広舎より発売される。


書名
ラスタファーライ入門——ジャマイカと日本で人類学しながら考えたこと
著者
神本秀爾
発行
集広舎 〔WEBサイト
発売日
2025年3月28日
製本
並製/A5判/フルカラー/112ページ
図書コード
ISBN978-4-86735-057-7 C0036
価格
1,300円(税込1,430円)

帯文より

ラスタを愛し、本場ジャマイカでナマのラスタを浴び尽くした筆者が語る現実のラスタ、そしてラスタの現実。研究者としての冷静な分析とラスタへの愛に満ちた「ラスタ入門」の決定版。


本書についての月ヶ瀬代表のコメント

「月ヶ瀬さん、音楽とか詳しいんでしたっけ。今度レゲエ関係の本をやるんですけど、担当お願いしていいですか?」とお鉢が回ってきたものの、なかなかに畑違いも良いところで、「レゲエ」と言われても私の脳裏には緑とか赤とか黄色の毛糸の帽子を被ったチリチリ頭のイカツイ黒人の兄ちゃんが通り過ぎる程度。若干断ろうかと思いかけたところで、「宗教的な思想(ラスタファリズム)のほうが話の中心」と聞いて「それじゃあ、やってみましょうか」とお引き受けした次第です。(宗教関連の書籍はちょいちょい担当してきたので……)

取り掛かる前は、著者である神本先生が学生時代にジャマイカを訪れたときの旅日記的なものだと思っていたのですが、蓋を開けてみると民族離散ディアスポラの先に民族アイデンティティを求めた人々の現実(成功している部分もあれば、歪んでしまった部分や、形骸化してしまっている部分など……)を正面から捉えた、ハードな人類学的考察の面が現れてきました。

カバーはジャマイカの山から見た海。一見「赤道直下の海に囲まれた陽気な島」に見えて、海の向こうの故郷と世代を超えて隔絶してしまった迷子たちの島でもあります。そして朝日の昇る東の海は希望であり、故郷への憧れでもあり、悲しい隔絶の海(cf.ポール・ギルロイ『黒い太平洋』)でもあります。入門書としてのライトさと、異文化に触れる楽しさの向こう側に、どこか寂しさや「僕はきっとラスタにはならない」と断じた著者の真意をにじませることができれば……と外装デザインは苦心しました。デザインの大先輩にも色々ご指導いただきながら、ようやく完成。

本書の仕上がりには珍しい体験もありましたが、その話はまた別の機会に……



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