実施レポート/「ぷちたぷち」パステル画体験講座への講師派遣(5)
公開日時/2024年06月17日
文:月ヶ瀬悠次郎
2024年6月12日(水)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「パステル画体験」講座が開催され、当会の高巣恵幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表がアシスタントとして参加した。
2024年6月12日(水)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「パステル画体験」講座が開催され、当会の高巣恵幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表がアシスタントとして参加した。
本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもり支援推進事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に一回程度の体験型講習を実施している。当会からも講師派遣を行っている。
高巣幹事によるパステル画体験は5回目。今回は「カラー」をテーマに、今年下半期を予感させる豊かな季節感を表現した。参加者らは手本を参考にしながら思い思いの個性的あふれるイラストを描き、楽しいひと時を過ごした。
会の終わりには来年のカレンダーが書かれた台紙を配布したが、これは作品を貼り付けることでポスターとして飾ることができるものである。
高巣恵幹事からのコメント
6月12日、「ぷちたぷち」でのパステルアート体験講座の講師を務めた。
パステルアートとは、絵をやさしい仕上がりにするために粉状に削ったパステルを指に付けて描いていく技法のアートである。指を使うことで脳の活性化や癒し効果も期待され、老若男女問わず楽しむことができるのが特徴だ。
今回で5回目の開催。当日は、利用者5名、関係者2名が参加し、うち3名がパステルアート初体験だった。
今回は「色」をテーマに作品見本を十数点出し、各々描きたい見本を選んでもらった。初参加の人も初めてとは思えないほどサクサクと作業をこなし、思い思いの色と戯れながら力作を完成させた。
作品は今年のカレンダー(下半年分)が印刷された台紙に貼って飾れるようにした。
回を重ねる毎に毎回参加してくれている利用者の表情が豊かになっていたり、利用者同士の会話が増えていたりと、コミュニケーション力が高まってきているように思える。
今回「色」をテーマにしたのなら、色の持つキーワードやメッセージ(赤は挑戦、緑は成長など)をその色を選んだ人に一言メッセージとして伝えてもよかったなという反省点は残ったが、次の一手としての気づきにもなった。今後の開催で「色」を通して自分と向き合い、社会復帰の手がかりを見つけてもらえたらと思う。
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