実施レポート/「ぷちたぷち」パステル画体験講座への講師派遣(4)
公開日時 : 2023年12月23日
文:月ヶ瀬悠次郎
2023年12月18日(月)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「パステル画体験」講座が開催され、当会の高巣恵幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表・上田成昭幹事がアシスタントとして参加した。
2023年12月18日(月)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「パステル画体験」講座が開催され、当会の高巣恵幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表・上田成昭幹事がアシスタントとして参加した。
本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもり支援推進事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に一回程度の体験型講習を実施している。当会からも講師派遣を行っている。
高巣幹事によるパステル画体験は4回目。今回は、「消すことで描く」をテーマに、過去3回とは違った表現手法を中心に行った。参加者らは手本を参考にしながら思い思いの個性的あふれるイラストを描き、楽しいひと時を過ごした。
会の終わりには来年のカレンダーが書かれた台紙を配布したが、これは作品を貼り付けることでポスターとして飾ることができるものである。
高巣恵幹事からのコメント
12月18日、ぷちたぷちでのパステルアート体験講座の講師を務めた。
パステルアートとは、絵をやさしい仕上がりにするために粉状に削ったパステルを指に付けて描いていく技法のアートである。指を使うことで脳の活性化や癒し効果も期待され、老若男女問わず楽しむことができるのが特徴だ。
今回で4回目の開催。当日は、利用者9名、関係者3名が参加し、うち3名がパステルアート初体験だった。
今回は「消すことで描く」をテーマに作品見本を十数点出し、各々描きたい見本を選んでもらった。いつもよりシンプルな技法だが、シンプルだからこそ応用も可能で、経験者の中にはオリジナルの要素を入れた作品を仕上げる人もいた。初参加の人も初めは恐る恐る色を塗り始めるも、後半は作業に集中し色とりどりの作品を仕上げ最後は達成感の笑みをこぼした。
完成した作品は来年のカレンダー(上半年分)が印刷された台紙に貼って飾れるようにした。
回を重ねる毎に口数の少なかった利用者が積極的に質問してくれるようになるなどコミュニケーション量が増えてきていることが実感できる。
今後回を重ねることで更にコミュニケーション力を高め合える社会復帰の手がかりになっていければと思う。
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