実施レポート/「ぷちたぷち」写真体験講座への講師派遣(3)
公開日時 : 2023年11月09日
文:月ヶ瀬悠次郎
2023年11月8日(水)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「写真体験」講座が開催され、当会の上田成昭幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表がアシスタントとして参加した。
2023年11月8日(水)、まちのぷちたぷち(姫路市呉服町/認定NPO法人コムサロン21内)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「写真体験」講座が開催され、当会の上田成昭幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表がアシスタントとして参加した。
本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもり支援推進事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に一回程度の体験型講習を実施している。当会からも講師派遣を行っている。
写真体験は今回で3回目。参加者らは会場である姫路駅前のビル街の中で、思い思いに秋の風景を探しスマートフォンを用いて撮影を行った。
なお、完成した作品は12月17日(日)午前10時から開催予定のイベント「第4回マルシェ」において展示される予定だ。
講師コメント(上田成昭幹事)
「ぷちたぷち」の支援事業の一環として、参加者の方々と秋の風景写真がもつ魅力を共有し、楽しんでいただけるような写真体験講座を行いました。
冒頭に秋の風景の魅力についてのディスカッションを設け、秋のカラーイメージや太陽の角度がもたらす光の表情、視点やアングルを変えることの面白さについて話し合いました。
参加者全員で「秋らしさ」の感覚を共有した後、実際に屋外に出てカメラ(スマートフォン)を手に、秋を探しました。良く撮れたと思うものを2〜3枚ずつ提出していただいて、プリントしたものをマトリクス図に配置しました。こうすることで、視覚的に「構図や視点、アングルの違いとその面白さ」を共有できたと思います。
当日は気温が20℃以上あり、紅葉も進まない中、参加者は個々の視点で素敵な写真を撮影してくださいました。また、マトリクス図に並べた写真たちを通じて「人の数だけ異なった物の見方があるのだ」という感覚を共有することができたと思います。
写真を撮る前に対象を観察する楽しさを伝えることができて嬉しいです。写真撮影を、物を見ることや外出するときの楽しみにしてもらえると嬉しいです。
この記事は特別な表記があるものを除いて クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
表記があるものについては、それぞれの権利者にお問い合わせください。