実施レポート/「ぷちたぷち」習字体験講座への講師派遣(2)

公開日時 : 2023年01月25日

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文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2023年1月24日(火)、飾磨保健福祉サービスセンター(姫路市飾磨区英賀清水町)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「習字体験」講座が開催され、当会の木村章幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表、高巣恵幹事、上田成昭幹事らが参加した。

2023年1月24日(火)、飾磨保健福祉サービスセンター(姫路市飾磨区英賀清水町)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「習字体験」講座が開催され、当会の木村章幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表、上田成昭幹事らが参加した。

講師を担当した木村幹事
講師を担当した木村幹事
受講者から求められた手本を書く木村幹事
受講者から求められた手本を書く木村幹事

本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもり支援推進事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に一回程度の体験型講習を実施している。当会からも講師派遣を行っている。


参加者からのコメント

木村章 幹事

「書き初めをしよう」のテーマで2回目の体験型講習の講師をしてきた。

書き初めということで、書寫山圓教寺で毎年元旦に行われている、新年への希望を漢字一字で表現する「新春 夢の書」※1で書かれた文字のうち「真」「穏」「悦」「誠」「暉」「尊」「徳」「祈」の中から1文字を選び、あえて行書か草書体で作品作りをした。

前回は半紙に書いて楽しむだけだったが、今回はポストカードやコースターで文字を書き、色紙で表装をし、飾れるまでの過程も体験してもらった。

上手に字を書くではなく、文字の黒と空間を使って絵のように書き、自分の字を飾るように色紙を決め、オリジナルの作品を作ることによって表現することを楽しんでもらえたと思う。

最後に作品を大切そうに持って帰る姿が嬉しかった。

※1 なお、コロナウィルス感染症拡大防止のために2021年はオンライン配信で行われ、当会で撮影および配信を担当した。→ 「書寫山圓教寺『新春 夢の書』揮毫 動画配信についての報告

上田成昭 幹事

木村幹事の書道講習は2回目であったが、以前より参加者が増えていた。サポーター参加者と関係者が増えてきたのも問題が社会的に認知されつつあるのを実感した。参加者が増えることはいいことなのかという疑問も生じたが、潜在化している引きこもりが表に出てくる理由になっているのであればこの活動にも意味があるのではないかと感じた。

今後の課題として参加者同士の交流をコンテンツに含みたいと思う。


出席者(敬称略)
木村章
月ヶ瀬悠次郎
高巣恵
上田成昭
記事協力
姫路市ひきこもり支援推進事業「ぷちたぷち」

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