役員の活動/日韓合同戦没者慰霊法要の配信オペレーション

公開日時 : 2022年10月10日

役員の活動/日韓合同戦没者慰霊法要の配信オペレーション - メインビジュアル

文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2022年10月4日(火)、戦没者慰霊のために日韓合同で同時法要が行われ、月ヶ瀬悠次郎代表が参加、オンライン配信のオペレーションを担当した。

2022年10月4日(火)、戦没者慰霊のために日韓合同で同時法要が行われ、月ヶ瀬悠次郎代表が参加、オンライン配信のオペレーションを担当した。

リハーサルの様子
リハーサルの様子

本法要は、日韓併合時代に〝日本兵として〟従軍して亡くなった韓国・朝鮮人を慰霊するため旧暦9月9日の重陽節に合わせて毎年開催されているものである。例年は、韓国の法輪寺ポプリュンサ(京畿道龍仁市)を日本の有志僧侶が訪れ法要が営まれるが、2020年から世界的なコロナウィルス感染症の流行によって、日韓をオンラインで繋いだ同時開催となっている。

日本側の参加者たち
日本側の参加者たち

オンライン配信は、韓国・法輪寺とZoomミーティングで繋ぎ、それをYouTubeにライブ配信する形で行われた。韓国側からは法輪寺の韓国仏教様式やコロナ前後の変化、〝日本兵として〟従軍して亡くなった方々に対する忌避が根強いことなど、現場の様子を解説していただいた。日本側のホストは常福寺(姫路市香寺町)。林侃道住職による黄檗宗様式の法要を韓国側の法要に被せる形で日韓同時法要が実現した。

黒田さんが建立された慰霊碑(反日運動のために分解されて埋められていたものを当日は掘り起こして設置された)
黒田さんが建立された慰霊碑(反日運動のために分解されて埋められていたものを当日は掘り起こして設置された)

主催は、女優・黒田福美さん。韓国では〝売国奴〟として忌避されている戦没者の名誉を回復するべく長年尽力されている。詳しくはご著書『それでも、私はあきらめない』参照。

法輪寺住職の「仏者として誰かがやらねばならないこと」という考えは、世界中の仏教者が共感できるはずだと私も信じている。


出席者(敬称略)
月ヶ瀬悠次郎
記事協力
黒田福美
法輪寺 九九会
瑞雲山常福寺
当会管理外の著作権
写真・映像/黒田福美
法輪寺 九九会

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