役員の活動/ル・ポン国際音楽祭2022赤穂・姫路(最終日公演)の鑑賞

公開日時 : 2022年10月09日

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文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2022年10月9日(日)、毎年秋に開催されている『ル・ポン国際音楽祭』を月ヶ瀬悠次郎代表が鑑賞した。

2022年10月9日(日)、毎年秋に開催されている『ル・ポン国際音楽祭』を月ヶ瀬悠次郎代表が鑑賞した。

本企画は、赤穂・姫路に縁のある世界的音楽家・樫本大進氏の呼びかけで2007年から始まったもので、毎年、世界的な演奏家を招いた演奏会を地元の様々な会場(cf. 書寫山圓教寺三之堂など)で複数日に渡って開催している。


レポート

お声がけいただいて、アクリエひめじ大ホールで開催された『ル・ポン国際音楽祭2022赤穂・姫路』最終日の公演を鑑賞してきました。

多目的でありながらもクラシック音楽に最適化されたホールであり、芸文会議でも長らく関心を寄せてきた施設でもあり……その点でも非常に楽しく耳を澄ませて鑑賞いたしました。特に、ありがたいことに1階席の中央付近の良席でしたので「生の(電気的に増幅されない音の)楽器によるコンサートホールとしては少し大きすぎるが、素焼きレンガで覆われた内壁が豊かな音場環境を作っている」という評価にふさわしい、豊かながら無駄のない響きでした。

選曲については、例年通り一般受けを考慮しない玄人好みの曲を一流の演奏家が披露するスタイル。「知っていることを確認する作業」になりがちな演奏会を「知らないことを体験する試み」に変えた功績は大きいと思います。

「音楽のまち」を標榜する姫路市において、私の知る限りではその名に相応しい唯一イベントであると思います。


出席者(敬称略)
月ヶ瀬悠次郎

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