実施レポート/「ぷちたぷち」朗読体験講座への講師派遣

公開日時 : 2022年05月16日

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文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2022年3月22日(火)、飾磨保健福祉サービスセンター(姫路市飾磨区英賀清水町)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「朗読体験」講座が開催され、当会の染井吉乃幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表、上田成昭幹事らが参加した。

2022年3月22日(火)、飾磨保健福祉サービスセンター(姫路市飾磨区英賀清水町)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「朗読体験」講座が開催され、当会の染井吉乃幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表、上田成昭幹事らが参加した。

講師を担当した染井吉乃幹事
講師を担当した染井吉乃幹事
講師補佐として参加した月ヶ瀬代表(左奥)と染井幹事
講師補佐として参加した月ヶ瀬代表(左奥)と染井幹事

本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもりサポート事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に一回程度の体験型講習を実施している。当会からも数回、講師派遣を行っている。


参加者からのコメント

染井吉乃 幹事

2022年3月22日(火)、飾磨保健福祉サービスセンターにて、ひきこもりの方を対象とした3回目の講座は私、染井吉乃が朗読講師を務めた。参加者は月ヶ瀬代表、上田幹事、伊勢田幹事。

ひとえに「朗読」といっても、その世界は広い。呼吸が浅く、緊張すると身体が硬くなってしまい、声が出なくなる。

まずはリラックスして温泉に浸かったイメージで息を吐く。次に座ったままで、頭、顔、首、肩、肩甲骨、腰をほぐす。舞台で台詞を喋るように弧を描くイメージであいさつをする。――朗読や表現について座談会の後、朗読を1作品聞いていただいた。その後で、どこに注意をして読んだかなどの質問タイムの後、ワンポイントアドバイス。最後に長時間座っていたので軽く上半身をほぐした。

今回は身体ほぐしに重点をおいたが、心と身体のあらゆる部分は繋がっている。少しでも心も軽くなってくれたら、そして本や朗読に興味を持って頂けたら嬉しい。

月ヶ瀬悠次郎 代表

染井幹事のサポート役として参加してきました。

朗読というと「声に出して物語を読む」ということですから、引きこもり状態にある方々にとっては心理的にハードルの高いことであることは想像に難くありません。それで、できるだけフレンドリーな場を作ることを心がけました。脱線しがちな雑談も含め、押し付けがましくないムード作りを大事にし、舞台裏のこぼれ話や演劇技法の紹介なども交えつつ、会の進行と、簡単にできる口角の体操・トレーニングなどを行いました。

伊勢田駿佑 氏(元幹事)

今回初めて参加させていただきました。

施設はがらんと広い視聴覚室のような感じで清潔感がありました。

朗読について深く進めていくのかと思いましたがライトに参加できるような内容で、利用者さんも含め我々も気軽に楽しく参加できました。ストレッチから始まり、運動を最初にすることでどことなく利用者さんもリラックスしているように見え、話も聞きながらうんうんと頷くように見えました。小話や脱線も多々ありましたが、舞台に関する裏からの話も多くて楽しめました。

その日から実践できる内容も多々あったので、是非自宅でも実践していただきたいように思いました。


出席者(敬称略)
染井吉乃
月ヶ瀬悠次郎
上田成昭
伊勢田駿佑
記事協力
姫路市ひきこもりサポート事業「ぷちたぷち」

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