実施レポート/「ぷちたぷち」パステルアート体験講座への講師派遣

公開日時 : 2022年02月26日

実施レポート/「ぷちたぷち」パステルアート体験講座への講師派遣 - メインビジュアル

文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2022年2月22日(火)、飾磨保健福祉サービスセンター(姫路市飾磨区英賀清水町)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「パステルアート体験」講座が開催され、当会の高巣恵幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表、染井吉乃幹事、上田成昭幹事らが参加した。

2022年2月22日(火)、飾磨保健福祉サービスセンター(姫路市飾磨区英賀清水町)において"ひきこもり状態の方"を対象とした「パステルアート体験」講座が開催され、当会の高巣恵幹事が講師として派遣され、月ヶ瀬悠次郎代表、染井吉乃幹事、上田成昭幹事らが参加した。

完成見本を紹介する高巣幹事
完成見本を紹介する高巣幹事

本講座は、認定特定非営利活動法人コムサロン21が運営する姫路市ひきこもりサポート事業「ぷちたぷち」からの依頼で行われた。「ぷちたぷち」ではひきこもり状態の方の社会復帰のためのサポートを行っており、月に一回程度の体験型講習を実施している。当会からも数回、講師派遣を行っている。

パステルを削る様子
パステルを削る様子
思い思いに指先で色付けをしていく
思い思いに指先で色付けをしていく

参加者からのコメント

高巣恵 幹事

パステルアートとは、絵をやさしい仕上がりにするために粉状に削ったパステルを指に付けて描いていく技法のアートである。指を使うことで脳の活性化や癒し効果も期待され、老若男女問わず楽しむことができるのが特徴だ。

当日は、利用者3名、スタッフ3名、当会から3名が参加した。最初は緊張していた参加者も段々と作業に集中し、それぞれの作品作りを楽しみ、個性豊かな作品達が完成した。

「色」を使って自分を表現することや、お互いの絵を見せ合うことを通して、共感と心の交流、そして新たな自分を発見してもらうという目的は達成できたと思う。

今回の講座をきっかけに、自己表現やコミュニケーションが苦手とされる利用者の皆さんが、絵などの創作を通して他者との交流や社会との関わりを広げることができればいいと感じた。

染井吉乃 幹事

当会からの講師派遣は、前回の上田成昭幹事による写真を楽しむ講座に続き、高巣恵幹事を講師としたパステルアート体験講座として開催された。芸文会議より、月ヶ瀬悠次郎代表、上田成昭幹事、そして私、染井吉乃幹事が参加。

手本となる図案は「希望の丘」「富士山」の2種類が用意され、各々が好きなデザインを選択。高巣幹事の四季折々な手本の色使いを参考に、丁寧な指導の元で、山や丘の位置や形や色、影の向きなど、参加者それぞれの特徴が表れた作品に仕上がった。最後には参加者全員で片付けをして終了。仕上がった作品は持ち帰った。

なお、来月は染井による朗読講座が開催される予定である。


出席者(敬称略)
高巣恵
月ヶ瀬悠次郎
染井吉乃
上田成昭
記事協力
姫路市ひきこもりサポート事業「ぷちたぷち」

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