令和2年9月のオンライン定例会議

公開日時 : 2020年10月15日

令和2年9月のオンライン定例会議 - メインビジュアル

文:月ヶ瀬悠次郎 月ヶ瀬悠次郎

2020年9月16日(水)、Facebookメッセンジャーを用いたWEB定例会議を開催いたしました。

2020年9月16日(水)に、Facebookメッセンジャーを用いたWEB定例会議を開催いたしました。

市内で開催される他団体のあるイベントへの参加についての検討や、コロナ時代に新施設(アクリエひめじ)を利活用するための幾つかのアイデアについて、また文化芸術に関する幾つかのニュースについての意見交換が行われました。


「One Day Chef」方式レストラン

当会ではフェニーチェ堺(イタリアンレストラン『テアトロ・ポンテベッキオ』を併設することで集客向上)の見学や、実桜くらら氏を招いた意見交換会(劇場周辺環境のトータルプロデュースが重要)を通じて、「広域からの集客を見込む劇場施設に良いレストランが必須である」と結論づけています。

出店のハードルを下げ、市内の観光拠点の一つとしての位置づけを果たす意味でも「One Day Chef」方式のレストランを設置することが有効はないか…とのアイデアについて、意見交換を行っています。


東京高裁「劇団員も労働者」問題

先日、東京高等裁判所において「劇団が団員に求める作業や稽古は労働に当たる」と判決が下されました。

文化芸術に携わることで生活に必要な賃金が得られる(もっというと、芸術家が食っていける)こと自体は望ましいことであると私たちは考えていますが、一方で劇団側にとっては危機的状況が訪れたとも言えます。特にコロナ不況下ですから、全国の大小様々な劇団・文化団体に属している方々が生活に困った末、所属団体に「未払い賃金」を請求する事例が多発する可能性があります。生活が安定しているときには「仲間だから、自分も楽しいから」で受け入れられていたことであっても、非常の時にはそうならないこともありますから、小さな劇団や文化団体の運営をする方は、今のうちに取り決めをしておいたほうが良さそうです。


出席者(敬称略)
月ヶ瀬 悠次郎
立花 晃
芳賀 由紀
高巣 恵
染井 吉乃

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